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日本の国民病―花粉症
日期:2016-08-16 15:05  点击:608
A:今回の一時帰国は一週間もないのに、また花粉症になってしまって大変だったんです。 
B:花粉症って何の病気ですか。 
A:花粉によって起こるアレルギー性の病気で、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどが主な症状です。日本国民のおよそ2割は花粉症に悩まされており、そのうち8割もの人が杉花粉症なのだそうです。日本の国民病とも言われていますよ。
B:どうして杉の花粉なのですか。 
A:戦後、日本は経済発展措置の一環として杉木を大量に植えました。杉という木は他の木と比べて、早く成長し、速く林になり、適時に経済収益を収められると見られたからです。しかし、当時は杉木が成長した後50年~100年の間に大量に花粉を産出し、その花粉は人体にアレルギーを引き起こすという害が大きいことを知りませんでした。 
B:そに意味で花粉症は人為的に起こされた日本特有の公害とも言えますね。 
A:そうですね。その杉の木ですが、花粉が飛び始めるのは2月の上旬から中旬にかけてで、3月ごろに症状が急激に悪化していきます。その季節になると、天気予報も毎日各地の花粉の量を報道します。 
B:どんな時に花粉の量が多いですか。 
A:晴れて気温が高い日、乾燥して風が強い日、雨の日の翌日で晴れた日は花粉の飛散量が多いです。また、飛散量が多くなる時間帯は正午前後、日没時です。でも、杉以外にも日本国内には花粉症を引き起こす植物はおよそ80種類もあり、季節も1年中に及びます。 
B:へー!大変ですね。治らないんですか。 
A:残念なことに今現在の医学ではまだ花粉症の防止と治療の有効な方法は見つかっていないのです。外出するときに花粉症用のマスクやメガネなどで防御したり、薬で症状を軽くしたりするしかできません。 
B:そうなんですか。ところであなたは今は大丈夫なのですか。 
A:花粉症というものは一旦その場を離れさえすれば、症状が自然になくなるわけですから、今はぜんぜん平気です。 
B:なるほど。よかったですね。 
 

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