A:今日は日本では成人の日ですよ。日本は一日休みですよ。
B:いいですね。ところで、今年の成人式は去年と違う日ですね。
A:ええ、成人の日は、1948年に「1月15日」と法律で定められていましたが、現在は、2000年に制定されたハッピーマンデー法に基づき1月の第2月曜日に改正されています。こうなると連休になるから、みんなうれしいんですよ。
B:なるほど。日本の成人年齢は何歳ですか。
A:二十歳です。二十歳になるとお酒を飲むこともタバコを吸うこともできます。一方、大人として、年金も払わなければなりません。また、二十歳になると選挙権も得ます。選挙は国民の権利でもあれば、同時に義務でもあります。しかし、若者の大半は政治に対して無関心で、なかなか選挙に行かないみたいです。
B:そうなんですか。日本の若者は二十歳になったら、両親や周りの大人たちに保護されてきた子供時代を終え、自立し、大人の社会へ仲間入りすることを自覚しないといけないんですね。
A:そうですね。その日、全国の市町村では、二十歳になった人たちを祝福して、成人式を催します。女性は振袖、男性はスーツや羽織袴などの正装に身を包み、市長などから祝福の言葉を贈られます。
B:じゃ、この日は呉服業界にとって最大の稼ぎ時になりますね。
A:そうらしいですよ。また、新成人の着付け・化粧。ヘアメイクなどをする美容業界にとっても、成人の日は稼ぎ時です。
B:ふーん。しかし、他の国では日本のように成人年齢に達した事を全国一斉に祝うような祭典を行う国はほとんど無いですね。