A:この頃あまり雨が降らないですね。日本は、ちょうど梅雨の時期ですが。
B:梅雨はいつ頃までですか。
A:日本列島は南北に細長いため、地方によって梅雨の時期も異なります。沖縄は最も早く5月の上旬頃には梅雨に入り、そして6月の下旬頃には早くも梅雨が明けます。東京は6月の上旬から7月の中旬にかけてが梅雨の季節です。北海道には梅雨がありません。
B:じゃ、梅雨の季節はよく雨が降りますね。
A:確かに梅雨の間はしとしとよく雨が降るのですが、時々夏のような青空が広がることもあります。また、年によっては雨らしい雨がほとんど降らない時もあれば、集中的に降り、各地で洪水による被害が出ることもあります。
B:そうですか。しかし、雨は大切な水資源なので、雨があまり降らないと夏の間の水不足が心配になりますね。
A:そうですね。
B:梅雨の間は湿度が高くなりますね。じめじめした日が続きますと、つらいですね。
A:ええ。晴れた日には窓を開け、部屋や押入れに風を通したり、湿った布団を干したりしないと、カビが生えることもありますよ。それに、気温と湿度が高いと食べ物が腐りやすいので食中毒にも気をつけなければなりません。
B:みんな梅雨が早く明けることを待ち望んでいますね。
A:毎年気象庁から梅雨明けの発表があります。梅雨のうちは気分も湿りがちになりますが、この発表があるとそんな気分も晴れます。
B:やはりじめじめいした日よりもからっと晴れた日のほうがいいものですね。
A:そうですね。またこの発表は商売をしている人たちにとってはとっても重要なことです。いつ明けるかによって、商品の生産量や出荷の時期が大きく異なるからです。ビールはその影響をかなり受ける商品の1つだそうです。
B:そうですか。じゃ、梅雨がなかなか明けないと水着もあまり売れないかもしれませんね。