A:今朝のニュースを見ましたか。日本ではまた地震が発生しました。昔から日本人は世の中の恐ろしいものの順位を、「地震、雷、家事、おやじ」と表現しており、日本列島各地で地震は頻繁に発生しており、被害も大きいのですよ。
B:日本は地震大国で、自信が怖いんですね。
A:怖いのは怖いんですが、日本人はみんな地震に慣れていると思います。少しくらいの地震なら、何もなかったかのように生活を続けます。また、学校、職場、各市町村などでは定期的に地震などの避難訓練も行っています。
B:そうなんですか。ところで自信が発生したら、どんなことをしたほうがいいですか。
A:焦って外に飛び出すのは危険ですから、まずテーブルの下に隠れたり、座布団や本などで頭部を保護します。揺れの合間にドアや、窓を少し開けて、脱出口の確保をし、火の元の始末をします。余震もあるから、揺れが収まったあとも油断せず大きな家具などへの接近は避けます。テレビ、ラジオなどから正しい情報を入手することも大事ですね。後は、市町村で指定している公園や学校などの避難場所に非難します。
B:日本の建物は地震対策をよく考えてあるものがほとんどだと聞いていますが。
A:ええ。現在の建築基準法では、震度5弱程度の沖地震時に建物の躯体は健全、仕上げ材などの被害は軽微であること、震度6弱程度の大地震時に建物は倒壊せず人命は保護されることを目標としています。よく耐震構造と免震構造というのを聞くと思いますが、耐震構造は地震に耐えるよう構造部を強靭・堅固に作り、建物全体で地震エネルギーを受けても倒壊しない構造です。ただし室内の損傷が大きい危険性があります。阪神淡路大震災では、家具などの下敷きで多くの人命が失われました。免震構造は、地震の揺れを免震装置で九吸収し、建物上部への地震エネルギーの伝わりを抑えます。建物へのダメージはもちろんのこと、室内での被害も抑えるメリットがあります。建築コストが高いため。
B:そうですか。地震の時の家具の転倒を防止することも大事ですね。