A:あー!肩が凝っています。温泉に入りたいですね。
B:温泉か。日本人は温泉が好きですね。どうしてですか。
A:日本には世界の火山の10分の1があり、いたるところに温泉が湧き出しています。国内ではおよそ2500の温泉地があり、延べ人数に換算すると年間1億4千万人もの利用者がいるようです。また、温泉は昔からけがや病気を治すためにも利用されていて、心を癒し、ストレス解消にも効果的です。近年、温泉による町おこしの機運も手伝ってか、新しい温泉が次々と発掘され、なかには銭湯感覚で気楽に利用できる施設も急増していて、休日ともなればどこも家族連れで大盛況です。
B:なるほど。よくドラマとかでも指揮と関係なく露天風呂のシーンを見ますが。
A:そうですね。日本では、著名な温泉場には旅館やホテルが立ち並び、大きなリゾート地を形成しています。最近は大自然と静寂を求めて山奥の一軒家の温泉に人気が集まり、開放的な露天風呂で自然とのふれあいを楽しむ人も増えました。春や秋といった観光シーズンになれば、自然の恵みが溢れ、素晴らしい風景や美味しい食べ物を味わうことができます。冬であれば、雪の舞う中温泉につかり、冷えた身体を温める情景は心をくすぐります。夏という季節においても、温泉で汗を流し、さっぱりして爽快感が味わえます。温泉が体をいやし、自然が心をいやすとのことですね。
B:これを聞いて、私も入りたくなりましたわ。
A:温泉のところに、温泉の温度、成分、効能などが書かれている紙が貼ってあります。人の体温より冷たい温泉もありますよ。また、色に関しても、普通のお湯と変わらない透明や乳白色、褐色と様々ですよ。もちろんにおんだって違いますし、効能もいろいろあります。自分に合った泉質の温泉を見つけるのも楽しいかもれませんね。
B:混浴もあると聞いたことがありますが、本当ですか。
A:ええ、昔はありましたが、最近は特に都市部ではほとんどなくなったと思います。しかし、家族風呂というのが最近の流行で増えてきており、ここでは家族や夫婦が、他人の目を気にすることなく混浴できるようになっています。
B:そうですか。日本に行ったら、私も絶対入らなくちゃ。