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一級短文読解(48)
日期:2016-09-11 09:12  点击:390
  この書は、大阪党島の船大工の家に生まれた金沢兼子という人が、江戸時代の宝暦十一年(1761年)に著わした、船についてのすべてを網羅(もうら)した「船の百科事典」ともいうべき大作です。①糸とじ本で全十二巻、古今(ここん)東西(とうざい)の大小船舶や船具、船くぎ、船の構造図、船の名称と各部分の名称など、ほかに船に②まつる神様や船に関する和歌など、船の文化まで集録しています。

今から、240以上も前、通信や交通も不便で、資料や書籍の収集も困難だった時代に、これほどの貴重な資料の数々を絵入りで集大成した作者の毅力と学職には、現代に起きる我々でも頭の下がる思います。

「問い」①「糸とじ本」とは何ですか。
1 糸で縫い合わせた本のことです
2 とじる時に糸で結ぶ本です
3 折り丁を糸で綴じあわせた昔の本です
4 ページに糸をはさんだ本です

「問い」②「まつる」神様という言葉がありますが、何の意味ですか
1 船に纏る神様です
2 船に祭る神様です
3 船に奉る神様です
4 船に定める神様です

「問い」筆者はなぜ現代に生きる我々でも頭の下がる思ったといったのですか
1 船が少なかったのに、船に関する大作を書いたからです
2 通信や交通も不便で、資料や書籍の収集も困難だった時代に、これほどの貴重な資料の数々を絵入りで集大成したからです
3 船を見たことがないのにこれほどの大作を書いたからです
4 船にかんする和歌まで集録したからです


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