これは日本人の歌人が詠んだ川柳(注1)です。
日本でも中国でも、最近はケイタイのベルの代わりに、各自の好みの音楽を使うのがはやっているようです。
最初のうちは来電を知らせるベルの音だけに、おろんなメロディーを設定していましたが、最近では電話をかけた人の受話器に、相手のケイタイから歌やメロディーが流れてくるようになりました。
「科学の進歩」とか、「新しい流行」といってしまえばそれまでですが、実際問題として、誰かのケイタイの電話したとたん、全く自分の好みに合わない流行歌などが耳に飛び込んでくるのには、当惑する人も少なくないようです。
「自分で嫌いな食べ物を、いきなり口の中に詰め込まれるような感じ」とさえ言う人もいます。
ですから、自分が聞くベル代わりの音楽は良いとしても、電話をかけてくれた人の耳に伝えるベル代わりの音楽は、誰が聞いても抵抗を感じないようなオルゴール(注2)とか、ピアノ、バイオリン、ハープ(注3)などで演奏する静かな民謡や世界名曲あたりにかえたらどうでしょうか。あなたの声があらわれる前の、大切な序曲なのですから、あなたのイメージをこわさないような音楽を選びましょう。
(注1)川柳(川柳):川柳(日本杂俳的一种)
(注2)オルゴール:八音盒
(注3)ハープ:竖琴(一种弹拨乐器)
「問い」文章の内容と合っている語句を選んでください。
1 ケイタイ電話の歌曲はやめた方がいい。
2 ケイタイ電話の歌曲は人によって好みが違うので一般的なのがいい。
3 ケイタイ電話の歌曲は古典音楽のほうがいい。
4 ケイタイ電話の歌曲もあなたのイメージをこわないような音楽を選びましょう。