登場人物:
麻生環:女、25.6歳、ニースキャスター
三浦:男、40代。銀行員
秋吉:男、30代、麻生の同僚
久保田六郎:男、50代、麻生の知人、弁護士「べんごし、律师」
場面:銀行のホールで
「ビデオカメラ【摄像机】
を肩にした秋吉とマイクを持っている麻生は銀行に急行「きゅうこう、急往」し、同僚を人質に立てこもっている三浦の前にくる」
麻生:あなた、前にインタビュー【采访】した、ここの銀行の人よね。
三浦:ああ。
麻生:わざわざ【故意,特意】私をしめいしてくれるなんて、よっぽど【よぽど的加强型,很的意思】気に入られたのかしら。
三浦:あんた「あなた的音变,关西地区方言,关东地区禁忌这种说法」がぴったり【正合适】だと思ったんだ。
麻生:どういうこと?
三浦:人の気持ちも知らないで、リストラ【裁员】どう思いますかだって。そんなに知りたいんだったから教えてやろうと思ったんだ。リストラされたのは、どんな気持ちか。俺はあの日の朝、首【解雇】を言い渡されたんだ。入行してから、17年。。。無遅刻、無欠勤、。。。営業成績だって悪くなかった。課長になるのだって、同期の中じゃ、早い方だった。朝行ったら、いきなり首だって。。。(1)この俺がだぞ。(2)
麻生:それで、自分のいた銀行で同僚を人質に立てこもって、私を呼んで、どうしたいんですか。
三浦:世間に言いたいんだ。俺を首にしたバカな上司、バカな銀行、バカな世間に俺は言いたいことがある。
麻生:わかった。じゃ、中継【转播】を開始しましょう。
三浦;はい。どうしてこの俺なんだよ。俺が何したってんだよ。
麻生:いい加減【适当,恰当】にしなさいよ。
三浦:なに
麻生:さっきから聞いてれば、すべてをうしなっただの、銀行が悪いだの(3)、じゃ、あなたは悪くないわけ。
秋吉:環。。。
久保田:(人質の久保田が小さな声で言う)やばい【危险】ですから、麻生さん・
麻生:何でもかんでも人のせいにして。(4)
三浦:だって、銀行が悪いんだ。。。
麻生:そんなだから、リストラされるのよ。いい年【通达事故的年龄】して、甘えてんじゃないわよ。
三浦:あなたにサラリーマンの気持ちなんかわかるかい。(5)
麻生:えー分かって堪るもんですか(6)。だいたいね、受験勉強して、いい大学入って、いい銀行入ったといばって「威張る、自豪」いるけど(7)、どうせ【反正】、全部親に言われて入ったんでしょう。
三浦:それがどうした。
麻生:あなたね
三浦:何だよ
麻生:人生一度だって自分で決めたことある?
三浦:えっ?
麻生:リストラされて始めて挫折「ざせつ、挫折」味わったからって、あなたに人質立てこもる権利なんかないのよ。首になったら、またやり直せばいいじゃない?人生終わったわけじゃないんだから。リストラなんてね、あなただけじゃないのよ
三浦:私は。。。
解读:
1、朝行ったら、いきなり首だって
って是终助词,表示听说的意思。相当于ということだ。
あの方は来月帰国なさるのですって。/听说那位先生下月回国。
あの人はテニスが上手だって。/听说他网球打得好。
2、この俺がだぞ。
这是个省略句。完整的应该是この俺が首になったんだぞ。
ぞ ,终助词,强烈表示自己的看法或主张,含有警示语气。男性用语,用于同辈或晚辈之间。
如不快点,就要迟到啦。
3、銀行が悪いだの
だの。。。だの。。。是并列终助词,表示列举有代表性事物,暗含其他。
部屋代が高いだの、食事がまずいだのと、文句ばかりいいます/又是房费贵啦,又是伙食不好啦,净发牢骚。
4、何でもかんでも人のせいにして
せい,表示消极的原因:
頭がふらふらするのは熱のせいだ。/头晕是因为发烧的缘故。
可能是因为穿的少的缘故吧,感到有点冷。
5、あなたにサラリーマンの気持ちなんかわかるかい。
い,终助词,表示反驳,反问,一般用だい或かい,男性用语。
よし、それでどうだい好,那样怎么样?
6、分かって堪るもんですか。
もんですか终助词,表示强烈否定,语气比か强。
あんたなんかにもてるもんか/你哪里能拿得动、
7、だいたいね、受験勉強して、いい大学入って、いい銀行入ったといばっているけど
だいたい:本来,根本。后续事项往往表示责备,不满。
あの人はだいたい、何を考えているのかさっぱり分からない。/压根就不知道他在想什么。