登場人物:
深沼:男,50代、あるレストランの経営者
織田圭二:男、26.7歳、フランス料理屋のコック【厨师】
今村加奈子:女、25歳、深沼の知人、圭二の恋人
場面:レストランで
「圭二と加奈子が深沼の経営するレストランに入って、待っていた深沼は席から立つ」
深沼:はじめまして、オーナー【老板】
の深沼と申します。今日はご足労「そくろう,劳驾」って(1)どうもありがとうございます。
織田:織田圭二です。
深沼:一つ、単刀直入にお尋ねしますが、グラン・ブルーの
総帥「そうすい、大师傅」まで上り詰めたのに、おやめになった理由はなんですか?そのお店を、持つのでもなく、店を転々「てんてん、辗转」とされて、こう申しはなんですが、今は、小さな洋食屋さんで働いていらっしゃるとか。
織田:傲慢でした。
深沼:というと。。。(2)
織田:自分のこと以外、なにも関心がありませんでした。自分と料理、その関係が完璧でありさえすれば、文句を言われる筋合い【道理】はないと(3)客を、人を信じていませんでした。
深沼:ははん、はん。正直な方だ。ただ、残念ながら、ここの店のシェフ【主厨】
はもう決めてしまいました。ただあ、織田さんにはぜひ力をお貸しいただきたい。いや、実は私は懇意にしている会社がパリのタスボシーレストランの経営に参加することになりましてね、いや、もちろん、セント・メリー・グループとは何の関係もありません。そこのノーハウ【技术】をもとに、二年後に日本で新しいレストランをオープンするらしい。そこのシェフをぜひあなたにと思いましてね。それまで2年間、パリに行っていただきたい。
加奈子:パリ?
解说:
(1)ご足労をお願いします。是敬语。劳驾您去一趟。
(2)というと用来接过他人的话茬,做更加详细说明。客气的说法是といいますと、译为“你是说。。。”
この事件が終わったように見えて、実はまだ終わってはいないんだ。/这件事看起来是解决了,实际上还没完。
というと、まだ何か起こるんですか。/你是说还会发生什么吗?
(3)さえ。。。ば。。。后项叙述一般是积极的,可译为“只要……就”
天気さえよければ、旅行に行く。/只要天气好,就去旅行。
雨が降りさえしなければ、運動会は行う。只要不下雨,就开运动会。