会話1 研究室で
山口 : アリスの友だち
アリス : 困っちゃったなあ。来週のゼミ。
山口 : どうして。
アリス : わたし,レポーターなんだけどね。
山口 : うん。
アリス : その日,急に国から父が来るの。
山口 : ああ,そう。
アリス : うん。で,悪いけど,かわってくれない,レポーター。
山口 : え。うーん。かわってもいいけど……。どこだった。
アリス : 第3章。
山口 : ああ,おれ,その次があたってるんだ。
アリス : あ,そう。じゃ,それはわたしがするから。
山口 : そう。じゃ,いいけど,先生にちゃんとことわっといてよ。
アリス : うん。サンキュー。悪いわね。
アリス : 先生。来週のレポーター,わたしがあたっているんですけど,
山口さんにかわってもらってもいいでしょうか。
先生 : あ,そう。どうしたの。
アリス : 国から急に父が来ることになってしまいまして……。すみません。
先生 : 出られないの。
アリス : ええ。申し訳ありません。山口さんがやってもいいと言ってくれましたので。
先生 : あ,そう。
アリス : その次はわたしがします。
先生 : うん。じゃあ。まあ……。
アリス : すみません。
会話2 研究室で
助手 : あの,例の原稿ね,先生に目を通してもらおうと思うんだけど,
今日中にリードさんの分,できないかなあ。
リード : え,今日中なんて,そんな,無理ですよ。午後の講演会にも出なくちゃいけないし……。
助手 : あ,あれは出なくてもいいよ。
リード : そうですか。
助手 : うん。アリスさんが行けるらしいから,代表で録音してきてもらおうと思ってるんだ。
リード : そうですか。じゃ,できるかもしれません。
助手 : じゃ,たのむよ。
リード : はい。
助手 : となりの部屋のコンピューター,使ってもいいから。
リード : はい。じゃ。