状況を認識し、判断し、予測して、目的にかなった作業をおこなう知的なロボットを、知能ロボットという。この知能ロボットは、あまり知的ではない産業用ロボットの進化したもので、経験によって知識を蓄積する学習機能や、作業の計画をたてる機能などももっている。たとえば、図のように赤、黄、緑の積木が積まれているとき、黄色の積木を机の上におけと命令されれば、まずいちばん上の緑の積木をとりのぞいてからでないと、黄色の積木をとれないわけで、どのようにすればよいかをいろいろ試行してみて、目的を達成する手順を見つける。このように知能ロボットは、物体を識別し、適切な作業計画をたてる機能をもっていなければならない。
問(1) この説明によると、知能ロボットが産業用ロボットと違う点は何か。
1.物をつかむことができる
2.経験によって学習できる
3.いろいろな方向に移動できる
4.作業を正確に何回もできる
問(2) 図は知能ロボットのどんな性質を説明するためのものか。
1.作業手順をきめることができるという性質
2.手を自由に動かすことができるといっ性質
3.他のロボットに命令できるといっ性質
4.積木を積むことができるといっ性質