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昆明篇 03
日期:2016-12-16 19:27  点击:276
 そもまだ8月もど真ん中だが、全体的に山岳地帯である雲南省はかなり涼しい。ベトナムでは夜も30度を下る日は無く、おかげで体が濡れた状態を保つため河童化してシャワーを浴びまくり肺炎にかかってしまったが、ここでは夜の気温は25度なので、人間として生きられる。やはり河童化はたくさんの生命ポイントを消費する特技だし、この国で河童になっていたら通りがかりの玄奘三蔵につかまって天竺へ連れて行かれかねない。せっかく苦労して中国まで辿り着いたのに、今さらインド·パキスタンへ戻るなんてとんでもない話である。あそこにありがたい経典なんて無いというのは身を以て知っているぞオレは。経典どころか、実際の天竺にはありがたい物などひとつもないのだ(号泣)。カレーとオートリキシャくらいだぞあそこにあるのは。
 
ところで……。この宿、ドミトリーであるからには、当然トイレは共同である。
 
昨日の宿はシングルルームで専用トイレだったため、ここがオレが出会う初めての中国式トイレとなる。そして、中国式トイレとはどんな特徴をもつものか。それは……、とりあえず寝る前にオシッコをしようと廊下を歩いてそのトイレへ、黒くゆがんだ木制のドアをギーと引くと……
 
他のアジア·アフリカ地域と同じ金隠しの无い和式便器だが、何が1番の特徴かって、トイレが个室になっていない。そう、基本的に中国の公众トイレには、个室というものは存在しないのである。
 
こではまだ肩くらいの高さまで左右との仕切りはあるが、この通りドアが无い(涙)。つまり、たとえ大の方であろうとも、他の利用者と颜をあわせながらしなければならないのである。「あっ、あの人下痢気味だね。なんか悪いもの(毒ギョーザとか)でも食べたのかなあ?」なんてことが赤の他人でもわかってしまうのである(号泣)。なんでも、使用中に平気で他の人间と喋ることができるという点で、中国のトイレは「ニーハオトイレ」と呼ばれているらしい。……そんなうまい呼び方を考えてる暇があったらドアくらい作れよテメエ。

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12/01 08:41