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香格里拉篇 03
日期:2016-12-16 19:43  点击:549
 ところで、「香格里拉」というこの都市名は、読み方が「シャングリラ」である。なんでも「桃源郷」という意味の伝説の地名をそのままつけているらしいが、なんというか、ヘソで茶を沸かすんだっつーの。何が桃源郷だっつーの。別に景色も大して良くねーしさー、相変わらずトイレはドアが無いしさー。本物の桃源郷だったらトイレぐらい個室だっつーの!!!!
 
 まあしかし昼メシの水餃子などはこのように大変美味しい。
 
 午後は香格里拉では一応有名らしい、チベットのポタラ宮にくりそつだという松賛林寺というチベット仏教の寺院を観光した。そこで寺を回り仏教に帰依する修行僧の皆様を見ていると、なんだかオレも、非常におごそかでつつましい心持ちになったのです。……これからは、煩悩を全て捨てて旅をして行きましょう。食べ物もわずかばかりの、一汁一菜があれば十分でございます。おやつなどめっそうもありません。チョコレートなど俗人の口にするものです。人との争いなど恥ずべきことでございます。許しです。これから出会う、全てのことを許します。
 
 公共汽車(ゴンゴンチーチョー=市内バス)に乗って町に戻り、おごそかな気持ちで瞑目·合掌しながら、オレはこのようなスーパーマーケットに入った。

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