~無座地獄(ウーツォティーユー)~
そんなこんな(どんな?)で、待合室で何もすることも無いままなんとか6時間くらいが過ぎた。ようやくあと少しで発車時間である。と思う。多分。
いやあ、長かった……。だいたい、深夜の1:49分発というのが客をナメてんだよ。昼間ならまだしも、そんな真夜中に待合室でひたすら待たされることで、我々善良な一般市民がどれだけ苦しまされるかという、そういうところへの想像力がちょっと乏しいんじゃないかキミたち(キミたち=ダイヤを組む中国人)? もう本当に長かったんだってこの6時間。見知らぬ中国の駅で深夜に一人で6時間だぜ? 退屈な上に、めちゃめちゃ心細いしさ……。
おっと!! それはそうと、何時ぐらいになった? ボケっとしていて乗り過ごしたらシャレにならんぞ。
…………。
おっ。
まだ8時半じゃねーかっっ!!! 前の章の終わりから23分しか過ぎてねえっっ(涙)!!!! ちょっと、どういうことよこれっ!!! オレの頭の中ではとっくに6時間経ってるんだぞっっ!!! だってすんげー長いこと座ってた気がするもん!!! 長い時が経ったような気がするんだもん!!!! これだけ苦心して退屈を乗り越えたのに、なんでまだ23分しか経ってないんだよっっっ(号泣)!!!