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成都篇 01
日期:2016-12-16 20:04  点击:1147
現在時刻は午前10時。成都到着まであと4時間ほどだ。
 
徹夜で立ち尽くし疲労困憊していたとはいえ、神経質なオレが硬座で座りながら寝られたのはほんの3時間であった。ましてや、今はオレの荷物の領空を中国人乗客の口から吐かれるおぞましい毒液(汚染物質)が右へ左へ蝶よ花よいくよくるよと飛び交っているのである。おちおち寝られたもんじゃない。
 
 だいたい、全日本プロレス時代の永源遙のたった一人のツバ攻撃ですら観客は傘や新聞紙を持って防御していたのに、それが今は通行人含め無数の中国人のツバ機銃掃射が行われ、それを我がバックパックはヒラリマントも持たずに丸腰の状態で右から左へ受け流し続けているのである。これはセコンドに就いているオレが寝ている場合ではない。持ち主のオレが心をこめて励まし、あわよくばドスで胸に「闘」の文字を刻んで「オレもいつでもおまえと一緒に戦っているんだぞ」という決意を見せてやらなければ(男塾名物·血闘援)、バックパックも気持ちが折れてしまうではないか。
 
……なんだ。何か文句あるか。なに? 前回の章の最後では、「目が覚めた時には、もはや夢の成都はオレの眼前20kmに迫っているのであった」と書いてあるって?? もうほとんど到着してたはずなのに何で時間が戻ってるんだって??
 
 だから、夢の成都は目前まで迫っていたけど、目が覚めてみたら現実の成都はまだ全然遠かったんだよっ!!! そう簡単に着いてたまるかっ!!! 章が変わったら一気に時間が進むと思ったら大違いなんだよ!!! オレの旅行記はスポ根マンガの進行を参考にしているから、2時間の出来事を描くのに平気で3ヶ月くらい引っ張れるんだっっ!!! 会話だって1秒間に3往復分ぐらい成立させることが出来るんだぞっっ!!!

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