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小倉百人一首(30)
日期:2017-01-10 08:51  点击:706
 30、
有明の つれなく見えし別れより 暁ばかり うきものはなし
壬生忠岑
 
【歌意】 有明の月が無情に見え、あなたの態度が冷たく感じられたあの別れのとき以来?夜明けほど私にとって辛く切ないものはありません。
 
【作者】 (みぶのただみね) 9世紀末から10世紀前半にかけての人。壬生忠見の父。『古今集』撰者の一人。三十六歌仙の一人。
 
【説明】 下旬の月である有明の月は、夜明け近くの月。そのころ男が女と別れて帰っていく。それを有明の別れと呼んで、逢瀬の後の余情がこめられた言葉としてよく用いられた。「つれなく」は「月がひややかに」と「女の態度が冷たく」の掛詞。

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