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あはれとも いふべき人は思ほえで 身のいたづらになりぬべきかな
謙徳公
【歌意】 誰も哀れんではくれないと思うので?あなたに恋焦がれる私は?このままむなしく死んでしまいそうです?
【作者】 (けんとくこう) 924~972年 藤原伊尹(ふじわらのこれまさ)。和歌所の別当として梨壺(なしつぼ)の5人を主宰。
【説明】 言い寄っていた相手の女が、しばらくして冷たくなり、逢ってもくれなくなったときに詠んだ歌。