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小倉百人一首(67)
日期:2017-01-12 18:31  点击:689
 67、
春の夜の 夢ばかりなる手枕(たまくら)に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ
周防内侍
 
【歌意】 短い春の夜の夢ほどのはかない契り?あなたがしてくれた手枕のために、つまらない浮名が立ってしまう、それが口惜しいのです。
 
【作者】 (すおうのないし) 11世紀後半の人。周防守平棟仲(すおうのかみたいらのむねなか)の娘?
 
【説明】 「かひなく」は「甲斐なく」と「腕(かひな)」の掛詞。二条院で人々が夜通し物語などしていた時、周防内侍が物に寄りかかって、「枕が欲しいものです」とつぶやいたところ、大納言藤原忠家が、「これを枕にどうぞ」と言って、自分の腕を御簾の下から差し入れてきたので、この歌を詠んだ。

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