会話が下手な人は?話し方が抽象的?
会話が上手な人は?話し方が具体的?
会話が下手な人は、話し方が抽象的。会話が上手な人は、話し方が具体的。 | 会話が上手な人と下手な人の30の違い
ある話し方を心がけるだけで、劇的に会話力が向上する点があります。
それは「具体的な話し方」です。
抽象的と具体的の違いについて整理します。
抽象的とは、概念?一般論?共通項など、明確な内容に欠ける様子を言います。
具体的とは、曖昧な部分がなく、細かいところまで細かく取り上げる様子を言います。
抽象的より具体的な話し方のほうが分かりやすく、相手の心に響きやすくなります。
どちらも会話に登場しますが、会話の分かりやすさに影響するので、意識して心がけておきたいポイントです。
会話が下手な人は、抽象的な話し方が目立ちます。
もちろんプライバシーへの配慮で、あえて抽象的に表現したほうがいい場合もあります。
プライバシーに関する場面では、発言を慎んだり言葉を濁したりなど、抽象的な表現が適切でしょう。
しかし、会話が下手な人は、場面に関係なく、いつも抽象的な話し方になっています。
たとえば、旅行に行った話をするとき、次のような言い方をします。
「アメリカに旅行した。景色がきれいで感動した」
アメリカのどこへ旅行に行ったのか分かりません。
どんな景色を見て、どうきれいだったのか分かりません。
「感動した」という表現もありきたりです。
ツアーなのか、一人旅なのかも不明です。
話し方が抽象的だと、場面を想像しにくくなります。
曖昧な部分が多いと、実感も湧きにくいため、心に響かないのです。
会話が上手な人は「話し方が具体的」という特徴があります。
旅行に行った話をするとき、詳細を分かりやすく話します。
「社員旅行で、アメリカのグランドキャニオンに行ってきた」
「100以上の巨大な崖が、視界に入りきらないほど広がっていて鳥肌が立った」
「感動して涙が出た。もう一度行きたい!」
具体的な地名や数字があると、想像しやすくなります。
表現が生々しいと、細かく描写しやすくなるので、実感しやすくなります。
テレビの名司会者を思い出してください。
テレビの名司会者は、必ず話し方が具体的です。
具体的だから話が面白くなり、人気を集めています。
すべての内容を具体的にするのは難しいですが、少しでも具体的にするなら、今すぐでもできるはずです。