【意味】 いかずちとは、かみなり。なるかみ。いかづち。
【いかずちの語源・由来】
いかずちの「いか」は、「たけだけしい」「荒々しい」「立派」などを意味する形容詞「厳し(いかし)」の語幹で、「ず(づ)」は助詞の「つ」。
いかずちの「ち」は、「みずち(水霊)」や「おろち(大蛇)」の「ち」と同じ、霊的な力を持つものを表す言葉で、「厳(いか)つ霊(ち)」が語源である。
本来、いかずちは鬼や蛇、恐ろしい神などを表す言葉であったが、自然現象の中でも特に恐ろしく、神と関わりが深いと考えられていた「雷」を意味するようになった。