【意味】 池とは、地面を掘って水を湛えたところ。地面の窪地に水が溜まったところ。普通、湖沼より小さいものをいう。
【池の語源・由来】
池の語源は、「いけ(生)」の意味と考えられている。
その根拠には、魚を生かせておくところであるため「いけ(生)」とする説と、水が涸れるのに対し「いけ(生)」とする説がある。
寝殿造りや寺院の庭園に見られる池を元にすれば、魚を生かせておくところと考えられるが、地名に「池」のつくところは稲作が普及した地域と重なることから、涸れないために水を湛えておくところで「いけ(生)」の意味とも考えられ、特定は難しい。
漢字の「池」の「也」は、「蛇」の原字「它」が変化した文字で、長く伸びた爬虫類の姿を描いた象形文字である。
「水(三水)」と「也」からなる「池」は、帯状に長く伸びた溝や溜池を表している。