滕文公問曰、滕小國也、間於齊楚、事齊乎、事楚乎、孟子對曰、是謀非吾所能及也、無已、則有一焉、鑿斯池也、築斯域也、與民守之、效死而民弗去、則是可爲也。
滕(とう)の文公が質問した。
滕文公「滕は小国で、斉と楚の間にあります。斉に付くべきでしょうか、楚に付くべきでしょうか?」
孟子「そのような外交は、私にはわかりかねます。だがやむをえない場合には、一つの策があります。堀を深くし、城を固め、人民と共に死守するのです。たとえ死ぬようなことがあっても人民が逃げ出さなければ、国を守ることができるでしょう。」