10年前のことですが、そのころ小学校一年生だった娘が帰宅し、おやつを食べながら「私のお母さんって何もしていない人でしょう」と可愛い口元を動かしながら言いました。社会の「働く人々」という単元で、親の仕事について勉強したらしいのです。ショックでした。結婚以来、体力的に家庭と仕事の両立は難しいと思い、ずっと専業主婦として家を守ってきたのに、幼い娘にとって主婦という立場は「働く人々」の中には入れてもらえなかったのです。
1、「ショック」だったのはなぜか。
①娘が成長したことに初めて気が付いたから。
②娘にとって筆者は「働く人々」には入らないから。
③小学校では間違ったことを教えていると考えたから。
④自分が仕事をした経験がないことに気が付いたから。