私たちは、食べるためばかりでなく、便利で快適な生活を送るために、知らず知らずのうちに多くの生き物の命を奪っています。しかしこのことは、日常生活の中で実感として持つことは少ないでしょう。人が生き物の命の尊さを分かるには、逆説的になるかもしれませんが、生き物の命を危めているという「実感」を持たなければならないでしょう。そうした過程を経なければ、命の尊さなどということは分からないのではないでしょうか。
1、「そうした過程」とはどのようなことか。
①生き物とともに、便利で快適な生活を送る経験をすること。
②実際に生き物を殺しているということを心から強く感じること。
③食べるためには、多くの生き物を殺すことは当然だと考えること。
④多くの生き物の命を奪っていることに気付かないまま生活すること。