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不杀使者 政权戒律
日期:2017-06-20 20:32  点击:773
「メッセンジャーを殺すな」という格言が欧米にある。悪い知らせを携えてきた人がいる。どんなに耳の痛い内容であっても、それを伝えてくれた人を非難したり、邪険にしたりしてはいけないとの戒めである。
 
“不杀信使”,在欧美有这样一句格言。其告诫道:即便有人携坏消息而来,但无论内容如何逆耳,也不要刁难、冷落他们。
 
古代ローマ時代、ある王が敵の接近を知らせてくれた男の首をはねてしまったという故事もある(『プルターク英雄伝』)。悪い話をメッセンジャーごと消してしまおうとする姿勢は、いまの安倍晋三政権にもうかがえないか。
 
有这样一则故事,在古罗马时代,一位国王杀掉了告诉他敌军来袭的男子(《普路塔克英雄传》)。连带信使,抹杀掉一切噩耗痕迹的姿态,不正显现在当下的安倍政权身上吗?
 
加計学園問題を告発した官僚OBには、人格攻撃を見舞った。「行政がゆがめられた」という彼の指摘を受け止めて、すぐに調査し説明すべきだったのに。「共謀罪」法案に懸念を表明した国連の専門家には、抗議をもって応じた。疑問に丁寧に答えればよかったのに。
 
告发加计学院问题的那位退休官僚,如今遭到了人格攻击。“行政存在问题”,政府本应在收到其批评后,马上进行调查并做出说明……。至于那些对“同谋罪”表示担心的联合国专家,政府报以抗议的姿态进行回应。明明认真地回答这些疑问就好……。
 
そして、与党による力ずくの国会運営である。共謀罪の捜査が心の中にまで踏み込んでくる危険はないか。権力に都合の悪い活動も捜査の対象になるのでは。そんな不安を代弁して、問いただすはずの国会議員も、ないがしろにされた。
 
此外,执政党依靠数量优势霸占着国会。同谋罪的搜查是否会肆意践踏人心?这种危险尚未能排除。如果对政权有不利影响的活动也成为调查对象的话……。为这种不安代言,并质问执政党的国会议员也备受奚落……。
 
国会閉幕を急いでまで首相が聞きたくなかったのは、加計学園をめぐり「政府を私物化したのではないか」との指摘か。よほどの緊急事態だったのだろう。
 
之所以急匆匆结束国会,是因为首相不想听到涉及加计学院问题人们提出的“将政府私有化”之类指责吗?或许事态远比想象的紧急吧。
 
故事によれば、メッセンジャーを殺害した王にはその後、誰も何も報告しなくなる。王のご機嫌を取り、敵の将軍を笑いものにするような人たちばかりが周りに残った。その間に戦況は悪化の一途をたどったというのが、歴史の教えである。
 
在上文提到的那则故事中,杀掉信使的国王变成了孤家寡人,没有任何人向他报告。在国王身边尽是阿谀奉承并极力贬低敌军将领之辈。在这种情况下,战况只有恶化一途,这是历史的教训。

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