あまりにも身近にあってかえって気づきにくいものがある。それを人は空気のような存在と呼ぶ。空気がなければ、人間は決して生きることができないほどに、なくてはならぬものであるが、特別の場合に除いて、人は空気のことなど気にも留めない。ましてや、空気の存在理由などに頭を悩ましはしない。空気が汚染され、不快感を増大するにつれて、人々はようやく空気の大切さに思い至り、新鮮な空気を取り戻そうと努力し始める。
1、「それ」とは、何を指すか。
①空気のこと
②人生のようなもの
③あまりにも身近にあるもの
④身近にある気づきにくいもの