このような話は、実はインド哲学にある「四句分別」という四項からなる論理でカバーすることができる。
①部屋が暗いから、眠れる。
②部屋が明るいから、眠れる。
③部屋が明るくても暗くても眠れる。
④部屋が明るくても暗くても眠れない。
（ ア ）これは誰にでもよく分かる。
（ イ ）と言うのは、徹夜をした翌朝なんかの場合は、そういう状態になる。
（ ウ ）は子供なら明日の遠足で興奮するとか、大人なら色々な悩みがあるとか、それぞれ理由がある。
（ エ ）と言うのは、恐怖感がある時なんかがそうだ。子どもは真っ暗にすると寝ない。小さい電球でもつけておいてやると寝る。
しかし、この四つは互いにみんな矛盾している。いかに我々の世界が矛盾に満ちたものであるかは、これだけでもすぐ分かるだろう。
1、①②③④の現象とアイウエの具体的な説明との組み合わせとして、正しいものを①つ選びなさい。
①①ア ②イ ③ウ ④エ
②①ア ②ウ ③エ ④イ
③①ア ②エ ③ウ ④イ
④①ア ②エ ③イ ④ウ
