たとえば、定期検査というのがありますね。これ、私たちハンバーガーを作って売る店には意味がないんです。いつ検査に来るか分かっているなら、その日だけしっかり対応しておけばいい。ほかの日は、手を抜いても安心だと考えるようになる。それでは、万一事故が起こった場合に、対応できない。むしろ事故の起きる可能性が高いと言ったほうがいい。
企業の経営は、常に、最悪のことを考えておかなければならない。最悪の事態を防ぐには、あらゆる可能性を考慮して、注意を払う必要があるんです。
1、筆者が最も言いたいことはどれか。
①ハンバーガー店のように食品を扱う店では、定期検査は意味がない。
②経営者は、いつどんな事故が起きても対応できるようにしなければならない。
③定期検査は社員を安心させ、かえって事故の可能性を高くしてしまう。
④経営者は、常に社員が一番良い状態で働けるようにしなければならない。