スポーツはもともと大人の文化であった。だから子どもがスポーツを楽しむのには幼児から児童にかけての階段で外遊びを十分に体験し、心身が大人に近く成長していなければならない。
子どもスポーツを楽しめるようになるのは、およろ9、10歳のころといわれている。スポーツとの出会いの時期だ。スポーツにつきものの競争を楽しむ感情の発達、ルールや技術などを身につけ考える力、そして体力がぐんとついてくるからである。もし、それ以前の外遊びが十分でなかったり、それより早い時期にスポーツを無理やり教え込まれると、心や体の障害を起こしやすくなる。
1、筆者の考えに最も近いものは、どれか。
①子どもはあまり外遊びをしないほうがよい。
②大人になるまでスポーツをしないほうがよい。
③できるだけ早くスポーツを始めたほうがよい。
④9、10歳までは外遊びを十分にするほうがよい。
