米誌タイムが今夏、「ネットで最も影響力のある25人」に難民の少女バナ・アベドさん(8)を選んだ。「爆弾がいま雨みたいに降っている」「みんなハエのように死んでいる」「息がちゃんとできない」。母に教わりながら、英文ツイートでシリアの古都アレッポの惨状を世界に発信した。
今年夏天,美国杂志《Time》选取了“25位互联网上最有影响力的人”,其中之一是难民少女巴纳(8岁)。“炸弹像雨水一样落下”;“大家像苍蝇一样死去”;“几乎无法呼吸”。在她母亲的的教导下,用英文推特向世界发送叙利亚古都阿勒颇的惨状。
内戦の激戦地である。5年前から政権軍と反体制派の戦闘が激しくなり、バナさん一家を含め大勢が国を出た。政権は昨年12月に制圧を宣言したが、緊迫はやまない。
这是内战最为激烈的地方。5年前,政府军和反对派展开激战,包括巴纳一家在内的很多人逃亡外国。虽然政府于去年12月宣布收复该地,但是紧张的局势依旧持续。
たまたまではあるが、筆者は家で数年前からアレッポ産のせっけんを使ってきた。保湿にすぐれ、肌にやさしい。内戦下で製造や輸出はとぎれなかったのだろうか。
我家里从几年前开始就使用产自阿勒颇的肥皂,虽然次数不多。它保湿功能很出色,而且用后皮肤很顺滑。内战是否影响了其制造和出口了呢?
「戦闘による停電や断水で製造が止まった。わが社の在庫も半減し、卸し先に頭を下げて回りました」。東京都福生市の輸入会社「アレッポの石鹸(せっけん)」社長の太田昌興(まさおき)さん(47)は話す。仕入れ先は創業350年のアデル・ファンサ社。2年の空白をへて、別の都市で製造を再開したという。
“因为战争引起的停电和断水,生产被迫停下来。我们公司的库存品减少了一半,在批发场所,人们低着头四处寻找。”坐落于东京都福生市的“阿勒颇肥皂”进口公司经理太田昌兴先生如此说道。其供货商是有着350年历史的阿德路•福昂萨公司。据说经历了2年空白期后,它在别的城市重开了生产线。
両社の連絡はメールが中心だ。内戦以降は返信が極端に短くなった。政情には一切触れず、泣き言もいわない。出荷状況を事務的に伝えるのみ。通話やメールの監視を警戒してのことだという。
两家公司的联系方式主要是邮件。内战发生以后,对方的回信非常简短。其内容只字不提政治,也没有牢骚话。仅仅是从商业事务的角度,说明出货的状况。据说他们对通话和邮件的监听时刻保持着警惕。
難民として国を追われた人が惨状を訴え、国内に踏みとどまった人が沈黙を強いられる。弾圧と不信の渦巻く内戦の実相だろう。オリーブと月桂樹(げっけいじゅ)を原料とする泡の向こうに、「制圧」後もなお息をひそめて生きる人々の日常を垣間見た。
那些被迫逃离祖国的难民讲述着国内的惨状,而留在国内的人则无奈保持沉默。镇压和不信任组成的漩涡,就是所谓内战的真相。透过由橄榄树和月桂树为原料的肥皂泡,我们看到了在“收复”之后仍一息尚存的人们的日常生活。