空気を読めないやつって確かにうざいけど、ちょっと考えてみよう。みんなが同じ感覚で同じような発音をすることが良いことなのだろうか。ブレーンストーミング(参加者が自由に多くの意見を出し合うことによって、独創的なアイディアを引き出す集団思考法)をするときに、わざと空気の読めない人を入れることによって、議論が発展的になるという説がある。あるいは、輸送に弱い魚を運ぶときに、わざと天敵の魚を一緒に入れておくと、超距離輸送に耐えるという話もある。空気が読めないからといって排除するのではなく、上手に関係を使いこなすことが大切だ。
(橘川幸夫「希望の仕事術」による)
1、この文章で、筆者が最も言いたいことは何か。
①議論を広く展開させるために、空気の読めない人を参加させる必要がある。
②会議などの時に自分と違う考えを持っている人に意見を求めたほうっがいい。
③輸送に弱い魚と天敵の魚を一箱に入れて運ぶと、両方とも生きられる。
④空気の読めない人を排除せず、彼らの考えをうまく利用すべきだ。