日语学习网
初级阅读(548)
日期:2017-08-04 20:13  点击:974
(A)私はダムの建設に賛成する。下流域の住む人々にとって、洪水の発生は深刻な問題であり、飲み水となる水源の確保を死活問題だからである。
 ダム建設に反対する人々は、上流にダムを作らなくても、河川改修で洪水は防げると言うが、川幅を広げることは土地買収ひとつ考えても困難であり、ダム建設以上の費用が必要となる。また、森林の整備や植林などによって山そのものの保水力を増強しようという「緑のダム構想」もあるが、森林だけで洪水が防げないことは、過去の河川氾濫の歴史を見ても明らかである。さらに、用水利用の面から言っても、森林の増加は樹が水を吸い上げてしまうので、地下水の減少を招き、渇水時には水の不足を引き起こすのである。これらを総合的に考えると、ダムの建設が最も合理的だという結論に至るのである。
 
(B)ダム建設には膨大な費用がかかる。しかも、それに合うだけの治水と利水の効果があるかどうか不明であり、生態系に与える負荷も見逃せない。
 治水と利水について考えてみても、コンクリートのダム建設は、一方では森林が持つ水源涵養機能や土砂流出防止機能を破壊することになるのであり、治水効果から見て、ダムと森林とどちらが有効なのか、今一度検討すべきであろう。しかも、ダムにはおびただしい量の土砂が堆積し、寿命も数十年と言われ、その堆積した土砂を取り除くにも大変な費用がかかる。また、発電についても、大規模な環境破壊を行ってまで、水力発電に拘る必要があるのかという疑問が残る。いわば、「ダムは最後の劇薬」なのであり、子々孫々に残すべきは、ダムなのか、それとも川や森林なのか、慎重に考えたほうがいいと思う。
 
1、ダムの建設について、AとBはどのような立場を取っているか。
①AもBもダムの建設の必要を認めている。
②AもBもダムの建設の必要はないと考えている。
③Aはダムの建設が必要だと考えているが、Bは必要かどうか明確にしていない。
④Aはダムの建設が必要かどうか明確にしていないが、Bは必要だと考えている。
 
2、Aは「緑のダム」についてどのように考えているか。
①「緑のダム」づくりにはダム建設以上の費用が必要となり、現実的ではない。
②「緑のダム」だけでは、洪水が防げないばかりか、水源の確保もできない。
③ダム建設と「緑のダム」は対立するものでなく、両立させる必要がある。
④「緑のダム」で洪水が防げ、水源が確保できるのなら、それに越したことはない。
 
3、Bは、治水と利水について、ダムと森林とどちらが有効だと考えているか。
①ダムよりも森林の方が有効だ。
②森林よりもダムの方が有効だ。
③ダムも森林も有効ではない。
④ダムか森林か、どちらとも言えない。

分享到:

顶部
11/24 14:30