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日期:2017-08-04 20:15  点击:1359
 仲間以外はみな風景。そう言ったのは社会学者の宮台真司さんである。どんなにたくさんの人の中や公共の場にいても、若い人たちの目には、自分のすぐ横にいる仲間や友だち以外は、電柱やガードレールなどの風景にしか映っていない、という意味だ。きわめて信頼性の高い「若者の法則」だと思う。
 電車の中でもこの法則は通じる。いくら満員電車に乗っていても、若者にとっては、家具や植木鉢と同じ車両にいるという感覚しかない。だから、平気で化粧もすれば弁当も食べる。部屋の中で、「机が見ているから恥ずかしくてお化粧ができない」と言う人はいないだろう。(      )、「どうして電車であんな傍若無人なふるまいをするのか」という謎も解けるのではないか、と思う。
(香山リカ「若者の法則」より)
 
1、「若者にとっては、家具や植木鉢と同じ車両にいるという感覚しかない。」とあるが、その説明として適当なのはどれか。
①若者にとっては、周りの乗客は遠慮する必要のない仲間と同じであること。
②若者にとっては、周りの乗客は自分とは全く無関係な人間であること。
③若者にとっては、電車の中も家具に囲まれた家にいるのと同じであること。
④若者にとって、周りの乗客は感情のない単なる物体としか目に映らないこと。
 
2、(     )に入るものとして、最も適当なのはどれか。
①たとえそうだとしても
②そう考えれば考えるほど
③それと同じだと考えれば
④もしそうでないとしたら
 

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