日语学习网
濒危雷鸟 人工繁殖
日期:2017-10-05 19:56  点击:448
▼「ワズカモ山ヲ離ルレバ、スナハチ、オツ」。わずかでも山を離れるとライチョウはすぐに死ぬ。そんな調査報告が加賀藩の文献に残る(富山県教委『立山の雷鳥』)。ライチョウの飼育のむずかしさは江戸時代から知られていたようである 
 
▼“纵然不远,离山即挂”,意思是说即便距离不远,离开了高山雷鸟便即刻死亡。这一份调查报告收入在加贺县文献之中(摘引自富山县教委编纂的《立山雷鸟》)。从江户时代起,人们就了解到饲养雷鸟的难度。 
 
▼その難題にいま環境省と全国5施設が挑む。生育環境が悪化して2千羽以下に減ったと推計され、人工繁殖に乗り出した。22羽が孵化(ふか)し、生き残っているのは12羽。最も早く生まれ、まもなく生後3カ月を迎えるヒナを富山市ファミリーパークで見学した 
 
▼对于该难题,目前环境省和全国5家设施发起了挑战。由于生长环境的恶化,据估计现存数量已减少到2千只以下,于是便决定采取人工繁殖的方式抢救。孵化出的22只中仅存活了12只。我在富山市家庭公园观看到了其中最早出生,即将满3个月的雏鸟。 
 
▼頭をせわしくふり、跳ぶように駆け回る姿が愛らしい。見学はモニター越しだ。「衛生管理には特に気を配っています。飼育員は専用の服に消毒した手袋を着け、長靴をはきかえます」と石原祐司園長(57)は話す 
 
▼只见它脑袋一刻不停地来回摆动,跳跃般行走的形象十分可爱。参观通过监视器进行,“我们非常注意卫生管理,饲养员都必须穿上经过消毒的专用服装,并戴上手套,换上长统胶靴”,园长石原祐司如是介绍道。 
 
▼人工繁殖の道はなお手探りだが、凜(りん)とした野生の姿はつとに知られる。季節ごとに羽色(はいろ)を変え、夏は岩山にまぎれる褐色に。冬は一転、雪の白さを全身にまとう。古来「霊鳥」とあがめられてきたのも、生育域の広がる富山、長野、岐阜3県がそろって「県鳥」に指定したのも、むべなるかなと思わせる 
 
▼虽然人工繁殖的道路仍在摸索之中,但是,人们对它那威风凛凛灵性十足的野生形象早就有所了解。随着季节的变化它的羽毛颜色也会发生变化。夏季为褐色,在山体岩石的掩护下简直难以辨认。冬季则又为之一变,通体雪白。无论是自古以来被尊为“灵鸟”,还是由于生长区域的扩大,在富山、长野以及岐阜3县都被指定为“县鸟”,都让人感到恰如其分。
 
▼「生きた化石」とも「氷河期の遺物」とも呼ばれる。氷河期に大陸から日本列島へ渡り、氷が解けて取り残されたといわれる 
 
▼它还被称为“活化石”和“冰河期遗物”。据说,冰河期从大陆来到了日本列岛,冰雪融化之后便留在了当地。 
 
▼太古の山々を知り、岩や雪に化け、気の遠くなるほど長い歳月を生き抜いた命である。それがいま絶滅が懸念されるほどに減ったとしたら、地球は一体どれほど劇的な異変のなかにあるのだろう。 
 
▼它是既知晓太古的群山,又能融合于岩石和积雪,并且穿越过令人叹为观止的漫长岁月的一种生命体。然而现如今竟然减少到令人担忧的灭绝程度,可见地球的富有戏剧性变异过程究竟有多大。 

分享到:

顶部
11/24 19:02