▼「敬老の日」に比べると影は薄いものの、きょう15日は老人福祉法にいう「老人の日」である。祝日法で9月の第3月曜とされた「敬老の日」と違い、年ごとに日が動かない。不動の日である
▼今天15日,是老人福祉法规定的“老人日”,当然与“敬老日”相比影响要小一些。按照节日法,9月的第3个周一被定为“敬老日”,而“老人日”与此不同,每年的这个日子固定不变。
▼長寿比較で日本は不動の首位にあると思い込んでいたが、厚生労働省の今夏の発表によれば、男女とも1位は香港、日本は2位である。男性は81?32歳に対して80?98歳。女性は87?34歳と87?14歳だった
▼我们深信不疑地认为,在长寿的竞争上日本理所当然地稳居首位,然而,根据后生劳动省今年夏季公布的资料,男女第1位均为香港所获,日本屈居第2位。男性,相对于香港的81.32岁,日本为80.98岁;女性则为87.34岁对87.14岁。
▼「香港のお年寄りは概して社交的。用がなくても街へ出て談笑します。感情を出してストレスを発散させています」と香港研究が専門の倉田徹?立教大教授(42)。老人を大切にする伝統は健在で、公立病院の医療費も高すぎない。人々は食材を実に熱心に選ぶと語る
▼“概而言之,香港的老年人多为社交型,即便没什么事也会上街走走,有说有笑。由于感情的流露,精神上的压抑便得到了发泄”,香港研究方面的专家立教大学教授仓田彻(42岁)如是说。这不仅因为存在着敬重老人的传统,而且公立医院的医疗费也不太高。除此之外,人们在食材选择方面也非常讲究。
▼筆者も香港に駐在したが、食への執着には驚かされた。朝は粥(かゆ)やミルクたっぷりの紅茶から。昼夜とも生野菜は避け、魚は焼くより蒸す。「冷えたビールは風邪のもと」「熱が体にこもったらトマトを」。さほど親しくない人からも親身の助言をもらう
▼笔者也曾经常驻香港,深为当地人对于食物的执著而诧异。早餐喝一些稀粥以及添加了较浓牛奶的红茶。中午及晚上都尽量避免食用不经加工的生蔬菜,鱼都是清蒸而不进行烧烤。即便是关系并不亲近的人也会像亲人似的劝你一句,“喝冰镇啤酒会得感冒的”“上火的话,多吃些西红柿”
▼とかく健康か病気かの二元論で考えがちだが、香港では二つの間に「亜健康」という域があると考える。亜熱帯の亜と同じく「準ずる」の意だ。病気なら医療に頼るが、亜健康なら生薬を煎じたお茶を飲み、食で体調を整える
▼总而言之,我们往往二元化地看待身体,要么健康,要么生病。可是在香港则认为在此二者之间还有一个“亚健康”的区域。与亚热带的亚相同,具有“相当于”的意思。病了的话当然要靠医药治疗,而如果是亚健康,则一般煎一些中草药当茶饮用,或是采用膳食的方法调理身体。
▼医食同源の考えが浸透しているのだろう。旬の食材を指しながら効能を「寒?涼?平?温?熱」の五つに分けて説明してくれる人もいた。とても覚えきれないと言うと、あきれた顔をされた。
▼这恐怕是因为医食同源的思想深入人心的缘故吧。甚至有的人还会指着时令食材,告诉你它们的功效可分为“寒?凉?平?温?热”五种特性。当听到我表示说记不住时,脸上还流露出无可奈何的表情。