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山中之贼 心中之贼
日期:2017-10-05 20:02  点击:792
▼江戸後期、天保の飢饉(ききん)に苦しむ民衆とともに蜂起した大塩平八郎は書画に銘を残した。〈山中(さんちゅう)の賊を破るは易(やす)く心中(しんちゅう)の賊を破るは難(かた)し〉。山賊に勝つのはたやすいが、自分の邪念を克服するのはむずかしい。明代の思想家王陽明の教えである 
 
▼江户后期,与挣扎在天保大饥荒死亡线上的民众一道揭竿而起大盐平八郎在其书画上撰文道,<破山中之贼易,破心中之贼难>。意思是战胜山贼容易,而克服自己的邪念很难。这是明代思想家王阳明的教诲。 
 
▼「この言葉を私自身の戒めにしながら緊張感を持って進んでいきたい」。大塩の乱から180年となる今年初め、安倍晋三首相は自民党の仕事始め式で大塩の座右の銘を紹介した 
 
▼“我用这句话作为自己的戒律,在前进的道路上始终保持一种紧张感”,自大盐之乱180年过后的今年年初,安倍晋三首相在自民党工作起始典礼上介绍了大盐的这段座右铭。 
 
▼森友学園の問題が表面化するのは翌2月である。加計学園の疑惑も加わり、安倍政権は急速に信頼を失っていく。夏の内閣改造で支持が少し上向いた局面で、首相が衆院を解散すると発表した 
 
▼深友学园问题的表面化是在第二个月的2月份。加上对加计学园的质疑,安倍政权失信于民的速度之快令人瞠目。由于夏季的内阁改造,呈现出支持稍许上升的局面,此时,首相宣布解散众议院。 
 
▼会見で首相は、税の使い道を変える以上、国民に信を問いたいと力説した。「国難突破解散」という大仰な名も披露した。足並みのそろわぬいまなら賊であり敵でもある野党を破れるのではないか。口にはせずとも本音が透けて見えた 
 
▼在记者见面会上,首相坚定地表示正因为要改变税金的使用之路,所以必须要国民作出选择。并且还披露了一个夸张的名字“突破国难性解散”。或许是想如今正是打破既是山贼又是敌寇的在野党于立足未稳之时的大好机会。尽管嘴里不说,但是能看到其内心的本意。
 
▼首相の熱弁を聞いてある歌が浮かんだ。〈国よりも党を重んじ党よりも身を重んずる人の群れかな〉。戦前戦中、国会で時局に流されない論陣を張った尾崎行雄の作である。戦後まもない1950年の歌だが、変わらぬ政治家の本能を突く 
 
▼听了首相充满激情的演讲,眼前浮现出一首和歌,<重党不重国,重己不重党,如此乌合众,怎能有担当>。这是尾崎行雄的大作,战前及战争期间,他在国会坚持己见不为时局所动。虽然是一首创作于战后不久1950年的和歌,但仍凸显出他坚定的政治家本色。 
 
▼前回の解散から3年、私たちは幾度も首相の本心を見せられてきた。安保法制や共謀罪は数で押し切れる、側近の失態はあくまでかばう、改憲論議は選挙中は伏せたい、退陣を求める有権者は敵だ――。そうした「心中の賊」を首相は破れるのか。 
 
▼距离上一次解散国会已经时过3年,我们也曾经几次三番地看到了首相的本意。以数量优势强行通过了安保法制以及共谋罪法案;袒护亲信的失态;欲将修宪之争埋伏于选举之中;要求我下野的选民都是敌人——,所有这些“心中的贼寇”首相能够一一战胜吗? 
 

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