▼1922年、米国でこんな広告がお目見えした。「広い土地や牧場、農園を守るのに理想的な武器です。全自動なら1分間に1500発、半自動なら50発撃つことができます。トンプソン銃は、簡単、安全、頑丈で信頼できます」。個人向けに売り出された機関銃だ
▼1922年,在美国看到了一幅如是广告,“这是一种保卫广阔土地以及牧场、田园的理想武器。全自动模式1分钟可以发射1500发,半自动模式50发子弹。汤普森手提机枪(Thompson submachine gun),因其操作简便、安全及耐用,值得信赖”。这就是出售给个人的一种机关枪。
▼南北戦争で使われ、第1次大戦で広がった機関銃は戦争を大きく変えた。エリス著『機関銃の社会史』には開発に携わった人物の言葉がある。「あの速射性があれば兵士一〇〇人分の仕事を一人でまかなえるだろう」
▼这种适用于南北战争,并且在第1次世界大战中得到推广的机关枪大大地改变了战争。艾利斯著《机关枪的社会史》里收录了参与开发研制者的一段话,“倘若掌握了这一速射性能,便实现了一个士兵承担起100个人的战斗能力”
▼そんな危険な武器が野放しになっているのが、どうしても信じられない。米国ラスベガスの野外コンサート会場が狙われた乱射事件である。にぎやかな音楽に続く、あの連射音。もし自分がその場にいたらと考える
▼如此危险的武器让其放任自流,简直令人难以置信。这就是发生在美国拉斯维加斯露天音乐会会场的狙击事件。喧闹的音乐之后,夹杂着连发的枪击声,倘若你身临其境又将如何表现?
▼銃を規制すべしとの議論は米国で何度も起きては、つぶれてきた。学校で銃乱射があっても、幼児が家にあった銃を誤射して死亡しても。銃撃を防ぐため、もっと銃が必要だとの声すら出る
▼有关限制枪械的争论在美国曾经几度兴起却不了了之,即便发生了学校枪击事件和幼儿家庭误杀事件。甚至还发出了为了防止枪击,更有持枪必要的呐喊。
▼「ジユウ」と「ジュウ」。銃規制に反対する人には、二つは分かちがたく結びついているようだ。自由な市民には、いつでも専制政治に立ち向かう権利があり、そのため銃がいる。かつては意味のあった議論でも今は日々の安全を損ねているだけだ
▼“自由”和“枪械”。在反对枪械管制的人当中似乎意见还十分统一,很难拆分为二。自由市民任何时候都拥有反对专制政治的权力,因此需要持有枪械。正因为此,这一曾经意义非凡的争论正伤害着当前每一天的安全。
▼コンサートで演奏していた一人が「私は間違っていた」とSNSに書いた。これまでの考えを改め、銃規制が必要だと訴えた。そんな声が今度こそ広がってほしい。自由な社会を銃から守るために。
▼参加了音乐会演奏的某人在SNS上写道,“我错了”。他改变了以往的看法,主张枪械管制的必要。通过这一次的事件,希望如此呼声能得到进一步的声张。为了保卫自由的社会不再受到枪械的伤害。