こんなことがあったので、イザナギは、
「なんと穢れた醜い国に行っていたことか。身を清めないといけない」
と言って日向(宮崎県)の阿波岐原(あわぎはら?宮崎市)へ向かい、禊をしました。イザナギは禊のために身に着けていた杖?帯?袋?衣?袴?冠?腕輪を放り投げ、放り投げたものからもそれぞれ神が誕生しました。
「上の瀬は水の流れが速い。下の瀬は遅い」。
こう言ってちょうど良い速さの中の瀬に入り、身を清めました。清めている間にもさまざまな神が生まれました。