しかし兄弟の神たちは諦めません。またも大国主を追い掛けてきて、弓で矢を射る構えで彼を引き渡すよう要求しました。そこでオオヤビコは木の俣から大国主を逃し、そっとアドバイス。
「スサノオのいる黄泉の国(根之堅州國)に行きなさい。彼が良い知恵を授けてくれるだろうから」
こうして大国主がスサノオのもとを訪ねたところ、スサノオの娘のスセリビメ(須勢理毘売)が出てきました。
ふたりは一目でお互いを気に入り、結婚。
スセリビメは御殿へ戻り、そこにいたスサノオに向かって、
「イケメンの神がいらっしゃいましたよ」
と言いました。