15日午後5時50分ごろ、成田発米シアトル行きの米デルタ航空166便(ボーイング767―300型機)が、エンジン過熱のため緊急事態を宣言して成田空港に引き返した。
乗員乗客213人にけがはなかった。
国土交通省や成田国際空港会社によると、左右1基ずつのエンジンのうち左側が過熱した。このため成田空港の東約315キロの海上から引き返した。左エンジンの停止も検討した。
成田空港では、デルタ機の着陸に伴う滑走路一時閉鎖で、計20便に遅れが出た。国交省などが過熱の原因を詳しく調べる。