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NR(ノーリターン)14
日期:2018-09-30 08:33  点击:230
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「う、うお……」
「だめよ、まだ出しちゃ。あめとムチ作戦の意味がなくなるわ」
 俺は、リビングのソファにすわったままだ。俺の開いた脚の間には、しゃがみこんだサリナがいる。
「嬉《うれ》しいでしょ。憧れのサリナお姉さまに、吸ってもらってるんだから」
 サリナは、ばかにするような口調だ。
「で、アレはどこにあるの? 思い出した?」
「アレって、なんだよ?」
「まあ、まだ、そんなこと」
 俺のペニスが、再び熱いものに包まれる。
 でもね、その根元には、しっかりナイフが添えられてんの。
「じゃ、次のテクニック。唇で亀頭を包み込んで、舌の先端を細かく震わせるの。感じるわよお。これ、あのかわいい叔母さんに教えてあげたかったんだけど」
 サリナの言葉は聞き取りにくい。俺のペニスを舐《な》めながらしゃべるからだ。
「ほら、ほら、どーお」
 見上げるサリナ。
「やめてくれ」
 俺、やっとの思いで、それだけ言った。
「でも、続けて欲しいんでしょう? だったら、早く白状しなさい。アレは、どこに隠してあるの? それとも、まだ、がまんできるっていうの?」
 俺としては、とっくに限界は越えていた。
 だけど、言う前に発射したらペニスを切り落とすって脅すんだもの。
 だから、爆発できないの。
「いつまでも黙ってるなら、サリナお姉さまの究極のテクにいくわよ」
 サリナは、いったん背筋を伸ばした。俺の股間が涼しくなる。
 そうなってみると、ちょっと、さびしい。
「サリナスペシャル。先の割目に舌の裏の筋を沿わせるの。ポイントは、舌に力をこめて筋をピンとさせること。でも、その前に……」
 そう言うと、サリナは、俺のペニスを、まるで呑み込んでしまうかのように、喉の奥に導く。ペニスの先が、いままでとは違った粘膜を感じる。
 そのときだ。
 俺は、あまりの快感に、からだをのけぞらせた。そしたら、足が伸びて、サリナのこと、思いっきり蹴《け》っちゃった。
「グオッ」
 サリナは、変な悲鳴をあげて仰向けに倒れた。しばらくもがいていたけれど、腹を押さえて立ち上がった。
 でね、俺に背を向けると、室内ドアのほうに歩いてった。
 こっちを振り返ろうともしないし、何も言わない。
 あれ?
 帰っちゃうの?
 あんまり中途半端なんで俺が呆然《ぼうぜん》としていると、再びリビングのドアが開いた。
 そっと頭を入れて、様子をうかがっている。
「何か大きな音がしたんで、見に来たんだけど……」
 残念。
 サリナじゃなくて、眉子叔母さんだった。
 俺に、チラッと目を走らせる。
「それ、早くしまいなさいよ」
 俺、パンツおろしたままだったのね。

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