会社法上では、役員は「取締役」「監査役」「会計参与」の3種類の肩書きを持つ人のことをいいますが、一般に、「会長」「社長」「専務」「常務」などの肩書を持つ人も役員と呼ばれることが多くなっています。
役員の代表格である取締役は、会社の経営方針を考え、決定していくことをおもな役目とします。
社員から役員へと出世できるのは通常、経験や実績、ビジネススキルを備えた限られた人のみです。
役員に支払われる役員報酬の額は、上場企業になると億単位にものぼりますが、中小企業では一般会社員の平均年収とさほど変わらないこともあります。
役員は大きな責任を持たなくてはなりませんが、経営に参画するやりがいを味わえるとともに、実力によっては待遇がより良い会社からヘッドハンティングされることもあります。