納棺師は、亡くなった人を棺に納めるために必要な作業を行う人のことをいいます。
衣装を着せたり、場合によっては修復作業を施したりしながら遺体の状態を管理します。
なるために特別に必要とされる資格等はなく、葬儀会社や納棺専門会社に就職して専門知識や技術を深めていくことが一番の近道となりますが、葬儀会社では多様な業務があるため、必ずしも納棺の仕事に携われるとは限りません。
専門会社よりは葬儀会社のほうが給与水準は高い傾向にあり、大手葬儀会社の平均年収は500?600万円程度とされています。
高齢化社会が進み、納棺の儀に重きを置かれた葬儀を多数行う地域では納棺師の活躍の場が増える一方、都市部では葬儀を簡略化させる動きも見られます。