ひよこ鑑定士は、ニワトリのヒナの雌雄鑑別をする仕事で、正式名称は「初生雛鑑別師」といいます。
早期からオスとメスで目的別のエサを与える必要があるため、養鶏産業にとって非常に重要な職業とされています。
この仕事に就くためには、まず初生雛鑑別師養成所の入所試験に合格する必要があります。
さらに3年ほど実務経験を積み、公益社団法人畜産技術協会の予備試験と高等考査に合格することで初生雛鑑別師資格が取得でき、それから大規模ふ化場などに就職して働く流れが一般的です。
就職先は決して多くないといわれますが、ひよこ鑑定士の高齢化が進み、若手の鑑定士を求めるところもあるようです。
給料はたいてい歩合制で、1羽につき4~5円、平均年収は500万円~600万円程度になるでしょう。
ヨーロッパでは需要が大きいため、海外での活躍を視野に入れて働く人もいるようです。