ひげの李
笑賛
李〓子(りこし)(ひげの李)という渾名(あだな)の男の隣りに、張(ちよう)という大の恐妻家が住んでいた。ある夜、張が女房に殴られて李の家へ逃げて行くと、李は人ごとながら大いに憤慨し、張の家へ行ってその女房をさんざんに殴った。
張の女房はそれを亭主だと思い、
「おまえさん、隣りの李〓子とつき合っているうちに、気性まで似てきたんだね」
というと、そこへ下女が明りを持ってやってきて、
「気性だけではなく、顔つきまで〓子さんに似てきなさいましたよ」






