誇り
笑府
恐妻家たちが同類を集めて十人兄弟を作ろうと相談した。城内で九人集まったが、あと一人だけ足りない。そこで城外へ同類をさがしに行ったところ、一人の男が便器の始末をしに出てくるのが見えたので、
「あの人こそわが党の士だ」
と大いによろこび、呼びとめてわけを話すと、その男は手を振っていった。
「わたしはこれでも城外では筆頭です。城内のみなさんの仲間にはいって十番めになるのはまっぴらです」






