おたがいさま
笑苑千金
むかし、ある金持が、家事が煩雑なので妻に、
「妾(めかけ)を買っておまえの仕事を手伝わせようと思うが、どうだ」
ときいた。妻が承知したので、夫は吉日を選んで妾を迎え入れた。その日、妻は集まった親戚の人々に挨拶をしていった。
「主人が妾を家に入れましたので、わたしもこれからは、かくさずに下男とやれます」






