米
艾子後語・笑賛・笑府
ある女房、亭主の眼を盗んで男と私通していた。ちょうど男を部屋の中に引き入れているところへ、亭主が外から帰ってきたので、女房はあわてて男を布袋(ぬのぶくろ)の中へ入れ、戸の後に立てかけた。亭主がそれを見て、
「その袋には何がはいっているのだ」
ときいた。女房がおろおろとして返事をしかねていると、男が袋の中で、
「米です」






