蜘蛛(く も)の糸
笑府
ある竜陽が新調の繻子(しゆす)の服を着て外へ出た。ある人がそれを見ていった。
「ほう。その繻子は変っているね。蜘蛛の糸で織ったんじゃないか」
「蜘蛛の糸が織れますか?」
と竜陽がいうと、
「蜘蛛の糸ではないにしても、似たようなものだ。どうせ一本一本、尻の穴から引き出したものだろうからな」






