医者の手
笑府
薪(たきぎ)をかついだ木こりが、あやまって医者に突きあたった。医者が怒って拳(こぶし)を振り上げると、木こりは薪を投げ出して地面にひざまずき、
「どうか足で蹴ってください」
とたのんだ。
見ていた人々が不審に思ってわけをたずねると、
「あの人の手にかかったら、命がなくなります」






